「美」の
トレンドを担う。
天然ではなく、
最新テクノロジーで。

東京の大学に進学していたが、地元・東海地方にUターン就職。金融、自動車、インフラなど、あらゆる業界の税明会に参加し、面接も受けた中で、トピー工業は「人」の応対が抜群に良かった。今の職場の上長は「楽しんで働こう」が口癖。「人」で選んで大正解だったと振り返る。

事業開発戦略センター
マイカ部
経済学部 卒
2018年入社

安心・安全な素材を、
すべての化粧品メーカーに。

 「雲母」という呼称に聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか。電子部品や塗料の一部などにも使われる鉱物の一種です。中でも化粧品には、太古の昔から使用されており、「美」の必須アイテムでした。
 雲母の別名が「マイカ」なのですが、当社では人工的にマイカを生成する技術を磨き上げ、1977年に合成マイカの販売を開始し、1987年に化粧品用の高品質合成マイカの実用化に世界で初めて成功して、現在はさまざまな業界に販売を拡大しています。そもそも当社は、電気炉という装置を用いて鉄を蘇らせる事業を軸にしてきました。そこでつくられた鉄はビルや橋の建材、産業機械の部品などさまざまな形に変わり、世の中を支えてきたわけです。合成マイカ事業には、この電気炉を使った技術が生かされており、トピーグループにとっては、すでに成熟産業である鉄鋼事業の次の時代を担う期待の新事業でもあります。
 私たち国内営業のクライアントは、国内の化粧品メーカーになります。当社の合成マイカはファンデーション、アイシャドー、チーク、口紅などの化粧品全般に使用されています。消費者心理としては、「天然」と聞くとすぐに「良いもの」と感じやすいですが、実は不純物も多く含まれています。一方、合成マイカは高純度なので、安心・安全という面からも、当社の合成マイカはますます高い評価をいただくようになってきています。

女性の感性を
生かす

研究者と、対等に渡り合うタフさ。

 ファンデーションは、合成マイカを含むさまざまな原料を混ぜてつくられています。また、真っ白で微細な粉末状の合成マイカに特殊な加工を施すことで、「パール剤」として化粧品に用いられ、こちらも人気を博しています。
 私たちが営業活動でお会いする人の多くは、化粧品メーカーの研究者の方々です。化粧品ができあがる前の、研究開発の段階からご相談をいただき、たくさんある合成マイカ製品の中からベストな製品を紹介するスキルが必要になります。ときにはお客様と新しい合成マイカ製品を共同開発することになり、製品開発グループへの橋渡しをすることもあります。したがって、営業職であっても合成マイカに限っては深い知識が求められます。営業はお客様にマメであることが大切ですが、それが成長意欲やチャレンジ精神の原動力になっています。自身の成長を強く実感できる毎日なので、やりがいを感じています。
 もともと私が当社に就職した理由の一つは、多事業展開をしているという点でした。ホイール、履帯、異形形鋼など、当社には営業のしがいがある製品が無数にあり、いつでも新鮮な気持ちで仕事に取り組める環境だと思います。まずは、合成マイカを販売する仕事に打ち込みたい。女性の感性を生かすことができ、「美」のトレンドに関わりが持てる今の仕事は、私にはとてもやりがいのあるものだと断言できます。

Message

私はバリバリの文系ですが、現在の営業先のお客様はほとんどが理系です。また、商品開発のような役割を担うこともあり、社内の技術者ともやりとりします。いつでもポジティブに。その気持ちがあれば、きっと楽しめる仕事です。誰もが知る化粧品メーカーと接することができるので、特に女性にはオススメですよ!

Other Interview